プレッシャーの高いフィールドを攻めるとき、小粒なボディのクランクベイト、いわゆる「タイニークランク」を投げるアングラーは多いと思いますが、小粒なクランクというのは総じて軽く、飛距離が出せず、キャストコントロールが難しいという欠点を併せ持ちます。しかしこのデリンジャーは、48mmというボディレングスながら、7.7gのウエイトがあるため、専用タックルでなくてもキャストコントロールしやすいバランスになっています。また、ファットなシルエットは充分な浮力を有しており、軽快にカバーを回避するだけでなく、キビキビとした心地よい振動をアングラーに伝え、強風の中でも「飛び」と「巻き感」の両方で、アングラーに投げ続ける安心感を与えてくれます。また、スポーニング時期のシャローでは、小さくて小うるさいタイニークランクのみに反応するビッグバスを狙って獲ることも可能。そのためデリンジャーには、しっかりした線径の#6ショートシャンクフックを前後に搭載しました。