老若男女を問わず気軽に楽しめ、また一方ではその奥深さから「釣りはフナに始まりフナに終わる」とも言われるフナ釣り。季節とともに刻々と変わっていく釣り場と仕掛け、そしてねらうサイズも「柿の種」と呼ばれるタナゴサイズから尺クラスまでさまざまだ。一方、タナゴ釣りは釣り人の間でもマニアックな釣りというイメージが強いが、奥は深いもののやってみればこちらも楽しい。特に関東では冬期の寒タナゴ釣りがよく知られているが、温かい季節の釣りは気軽にでき、産卵色をまとったタナゴの姿態はサオを振る手を止めるほどの美しさ。本書では、気軽さゆえ上達のコツがあまり語られることのなかったフナ釣りと、逆にマニアックなイメージが先行してとっつきにくかったタナゴ釣りをメインに、それぞれ上達のヒントをベテランの著者が明快に解説。また、小もの釣りターゲットで人気の高いテナガエビとハゼ釣りについても釣果アップのヒントをやさしくお伝えします。
葛島一美(著)
サイズ:四六判並製128ページ