この一風変わったフォルムを持つワームは私自身の強い要求で産まれた。それは私がここ5年近くはまりこんで探求し続けてきたライトリグでのワインドゲームが根底にあり、これも私が制作に関わったダートジグである「尺ヘッドD」を主体に展開していたリアクションの釣りで、どうしても解決できない部分がワーム形状に残されていたからだ。それは主に水深が10mを超える瀬戸内エリア・スーパーディープで行う「ボトムワインド」でのメガサイズ狙いや、東京湾でのボートゲームによるタンカーバース打ちなど、流れトルクの太い激流エリアのワインドゲームで顕著に現れるが、こういったケースではストレート系ワームでは一瞬のステイの間が作れず、シャッドテールあるいはシュリンプテール形状ワームの独壇場になる場面が多々ある事がヒントになった。要諦は「初速は早くターゲットにスイッチをいれ、水の圧力で早々に失速させて捕食の間を作る」だ。この二つの要素を両立させるために様々なフォルムを考えた結果、小魚がホバリングする際の胸びれにヒントを得て完成された。来上がった「シュラッグミノー」はテストでも秀逸な釣果を私自身に見せてくれた。
サイズ:1.5インチ
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